蒲郡の花崗岩

古川です

中部地方の花崗岩を大量に見て来ました
花崗岩とは、マグマが地下で固まってできた岩石です
それが、現在地表に現れています
地下にはマグマが蓄えられている、直径数キロくらいの器があります
これをマグマ溜まりと呼びます
マグマ溜まりには、成分の違う他のマグマがどこからともなくやってきて、入りこんでしまいます
つまり、色々なマグマがまぜまぜになっているわけです
例えば下の写真

もちろん現在は岩石ですが、約9500万年前はどろどろのマグマでした

当時、マグマ溜まりの主体は1のマグマでした
そこに、黒っぽい2のマグマがやってきて、混ざりました
2は外形が丸みを帯びているので、混ざった時、1のマグマはまだどろどろだったのでしょう
そして最後に、3の白いマグマがやってきました
3は1も2もスパッと切っているので、当時1も2もほとんど固まっていたのでしょう
スパッと切るというのは、液体に対してはできないですよね
これは地下のマグマが冷却して固まっていく様子を見ているのでしょうか???
このように、岩石をしっかり観察すると、地球の中の様子を知ることができます
こんなに面白いのに、なぜ理科離れは進むのでしょう、、、不思議です