私も卒業式

経営学部でマーケティングを教えている太田です。
昨日は、卒業式が挙行されました。斎藤さんのレポートに引き続き、私も昨日の卒業式について書きたいと思います。

毎年卒業式の日には、「大学教員になってよかったなぁ」としみじみ思うものです。昨日もそうでした。卒業式終了後に、多くの卒業生諸君と一緒に写真をとっていると、つくづく幸せを感じます。
というのも、卒業した学生諸君が笑顔だからです。これがただの笑顔ではありません。彼らが入学したとき、また彼らがゼミナールに入ってきた3年生のとき、いや、最後のゼミナールを行なった1月よりも、大人びた笑顔になっているからです。この笑顔は、卒業生諸君が大学4年間で成長した証の笑顔なのかもしれません。
彼らの笑顔には、大学卒業の晴れ晴れした気持ちと、これから社会人としてきびしい社会に出て行くんだという覚悟と希望が共存しているように感じました。

私は講義でも、ゼミでも比較的学生をしかることが多いです。学生に言わせると「キレキャラ」のようなんですが、この卒業式の日ばかりは笑顔になってしまいます。それは、上に書いたような学生から笑顔をもらっているからなんですね。

大学は人生のひとつの通過点に過ぎません。
しかし、彼らの卒業式での笑顔を見ていると、愛知大学で学んだ4年間は充実していたのではないかと思えます。というのも、入学時の笑顔と卒業式の笑顔は明らかに違うんです。4年歳をとっているわけですから、フケたってことはもちろんありますが、卒業式で見せる笑顔は学生として大人びた笑顔なんですね。きっと、愛知大学での4年間は彼らにとっていい時間だったのだろうと思います。
長い人生の中で4年間というのはあっという間です。しかし、この4年間が今後の学生諸君の人生に有意義な4年間であったといえる教育をしなければと、改めて感じました。

昨日は卒業式が終わった後にゼミナールの学生と謝恩会に出ました。そして、夜7時半からはゼミのコンパを開催しました。
コンパでは、みんな大人のお酒の飲み方をするし、またそれぞれが社会に出る覚悟のようなことをいっていました。

「お前らが、社会に出るなんて恐ろしい」

と私は憎まれ口を叩いていましたが、本当はすごく嬉しいコンパだったんですよ。
ゼミで頭の使い方を少しだけ教えられたと思います。頭を賢く使える社会人になって欲しいと切に願う夜でした。