学術会議

マーケティングの太田です。
私もオープン・キャンパスに出演いたします。
7月17日、30日、31日は、是非愛知大学のオープン・キャンパスにご参加くださいませ。
先週末も、今週末も学会に参加していました。
我々大学教員は、教育者というよりも研究者としての色彩が強く、学術会議で発表したり、研究仲間の報告を聞くのがメインの仕事でもあります。
学術会議は、同じ分野を研究する研究者たちが集まる会議です。そこで専門分野における発見を発表し、議論するのが会議の趣旨。昨日も学会終了後、同じ分野の研究者たちと議論を続けました。会議終了後、食事をしながら、一杯やりながらの研究の議論は楽しいものです。
昨日の友人たちとの議論は、こんなテーマでした。
昨今の消費者は何に基づいて商品を買っているのか。
最近では、テレビや新聞などの広告を見ない消費者が増えてきたといわれます。
では、どこで消費者は情報を収集するのでしょうか。
インターネットでしょうね。
テレビや新聞は、消費者から情報を取りにいかなくても向こうから情報を発信してくれる。
インターネットは、消費者側から情報を取りにいかなくてはいけない。
テレビなどの従来のメディアとインターネットの違いはこうですね。
ここで問題発生。
すべての商品について、消費者が積極的にインターネットで情報を収集するのか?
しないよね?
じゃ、どうするか。インターネットで情報を捜すものもあれば、友達や、知人、家族、同僚等仲間から直接的だったり間接的に情報を得るわけです。
次にも問題が発生。
インターネットで情報を捜すにしろ、友達、知人から聞くにせよ、そもそも参考にする情報は、もともとどこから発信されるのか。友達、知人たちの情報源はどこなのかです。
結局企業なんですね。
企業は、どう情報を伝えればいいのか。企業のサイトで情報を伝えるが、その情報を消費者は信用するのか?
うーん、難しい・・・
と議論が延々と続いたわけです。
これぞ学会の楽しみ、学会後の楽しみなんです。
専門家が専門的なことを、延々、あーでもない、こうでもないと考える。
これが研究なんですね。
みなさんも、愛知大学経営学部に入り、あーでもない、こうでもないと思索にふけりませんか?