シュードタキライト

古川です

豊田の山奥に調査に行きました
以下の岩石を観察に行きました

石の中に、真ん中の横に走る黒い線と、そこから伸びる黒い線がありますね
なんだかわかります?
これは6000万年ほど前の地震の化石です
地下深くで、岩石に大きな力がかかって、ぴしっと割れますよね。
その割れた部分が、横に走る黒い線です。なぜ黒いか、というと、その時の摩擦熱で石が溶けてしまったからです。溶けた石はマグマになり、現在では固まって黒いガラスになっています。
その溶けたマグマは、割れ目に沿って入り込むので、そこから伸びているわけです。
これはかなり貴重な岩石です。
この溶けたガラス部分は名前もかっこよくて、シュードタキライトっていいます。
ということで春休みも研究中です。。。
とはいえ、そろそろ4月からの授業準備もしないといけません。。。