研究内容

小売業の国際化,アジア流通

担当科目

国際流通論、国際マーケティング論、サービス・マーケティング、小売経営論、外国書講読、専門演習

プロフィール

1972年大阪府生まれ。関西大学商学部、同大学院経済学研究科修士課程修了、その後、同大学商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。
職歴/2001年から台湾の國立高雄第一科技大學マーケティング・流通学科専任講師、助理教授を経て2009年より現職。

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土屋ゼミ (Tsuchiya Seminar)

研究テーマ

国際マーケティング:アジア市場の拡大と日本企業

内容

近年,日本の人口減少にともなう市場の縮小化が日本企業に本格的な国際化を迫っている。かつて日本企業の国際化の大部分は“生産”拠点の移転が主であり,現地市場での“販売(マーケティング)”を追及する国際化はここ数年の新しい動きである。それは同時に企業の生存をかけた不可避な行動でもある。とくに中国,ASEANなどのアジア諸国では巨大な市場が形成されつつあるなか,その需要をとらえようと 製造業・サービス業ともに国際化に駆り立てられている。

当ゼミナールでは企業の国際化,とりわけ国際マーケティングについて議論する。国際マーケティングを議論するうえで前提となるのが日本国内で培われたマーケティング(ビジネスモデル)に対する理解である。日本国内では長年にわたり高度なマーケティングのノウハウが蓄積されており,その手法の多くは世界でも類をみないユニークかつ有用なものである。製造分野などのハード面が注目されがちな日本企業であるが,マーケティングなどのソフト面でも世界で十分通用する最新の技術を有している。新興市場で戦う際,「技術」+「マーケティング」を組み合わせた総合的な国際マーケティングが求められており,いかに円滑に“ノウハウを移転”させ,いかに“現地仕様に調整”し,そしていかに“リスクを軽減”させることができるか?が成功の鍵となる。以上のような国際マーケティングに関する議論を進める。