古川です
根尾谷断層を観察してきました。
1891年に、濃尾地震が起きました。震源地は岐阜の本巣郡根尾村です。内陸で起きた地震としては、日本の歴史上最大で、世界的にも最大規模です。
この地震で7000人以上の方が亡くなりました。
この地震は、根尾谷断層がずれることによって起きました。
この断層により、地表が6mもずれました。
歩いていたら目の前にいきなり6mの壁ができた!ということです。
その断層は、現在、現地の断層観察館に保存されています。
↓地震でずれてしまったお茶の木の列です。地震前は直線でした。
これと同規模の地震が起きたら、名古屋を含む周辺都市の物的、経済的損失は相当なものになるでしょう。
残念なのは、学生達のほとんどは、この地震の存在を知らなかったことです。
この断層を教科書に載せている国もあるのに、地域の人が知らないのです。
2011年3月11日の地震も、100年後には忘れ去られているのでしょうか。
自然災害による被害を最低限に食い止めるためには、教育が最重要です。