京都へゼミ合宿

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4月から3年生となる学生とともに京都でゼミ合宿を行いました。

ゼミナールは大学の授業の中で、最も大学らしい授業です。
というのも、ゼミナールは「勉強」ではなく「研究」する授業だからです。高校までに授業では、あまり「研究」はしてきませんよね?

今回のゼミ合宿では、京都で学生と研究をしてきました。
合宿では、今京都で上演中のミュージカル「美女と野獣」を見て、「美女と野獣」のマーケティング・プラン(どうしたら見たことがない人にこの作品を見てもらえるか)を夜を徹して学生諸君は議論しました。そして、翌朝クラスで発表をしました。

学生のプレゼンはなかなか面白いものでした。
多くは、京都の旅行ツアーの中に「美女と野獣」の観劇を入れ込むというものでした。
そういう発表には教員の容赦ない意見が飛びます。

「それでは、「美女と野獣」それ自体の価値を明確にしていないではないか。この作品自体の魅力を見つけて、それがどのように消費者にアピールできるかを考えないと意味がないぞ!この作品の魅力は、どこなの?なぜ、人はこの作品を見に来るの?なぜ?」

4月からゼミナールが始まるまだゼミ生の卵の学生諸君。マーケティング研究の道のりは、長いぞ。

簡単に答えが導けるような解答をしても、研究としては浅いだけ。マーケティング・プランを考えるときはマーケティング担当者当事者になって考えないと浅はかな答えしか出てきません。そんな浅はかなプランでは、社内を説得できないし、また消費者に価値のアピールなどできない。
そんなに簡単に商品は売れないってことを学生には、少し分かってもらえたようです。

研究では教員にしぼられた学生諸君ですが、京都観光も楽しんだようです。
私のゼミのモットーは「よく遊び、よく学び」です。
マーケティングを研究したい諸君は、よく遊ばないとね。だって、いろんなことに興味を持って、それを実行しないと消費者のニーズなど分からないものねぇ。

太田幸治