ゼミでミュージカル観劇

マーケティングを担当している太田です。

去る3月16日に太田ゼミでは新3年生が「ミュージカル『オペラ座の怪人』鑑賞会」(於:大阪四季劇場)を行ないました。学生自身が大阪までの新幹線の切符を手配するところからはじめ、新型コロナウィルスへの安全対策を考え、実施し、この鑑賞会は行なれました。

この日の『オペラ座の怪人』の舞台のできは最高で、私も学生も2幕後半には完全にすすり泣き。多くの学生(男子学生だって!)終演後には、目を真っ赤にして感想を言い合いました!

なぜ、マーケティングのゼミがミュージカルの鑑賞会?と疑問を持つ方もいらっしゃいましょう。
マーケティングで大事なのは、コンセプト。コンセプトとは、マーケティングの対象となる製品の本質的な価値のことです。このコンセプト、すなわち本質的な価値は表面的なものではありません。だからその製品からえぐり出さないといけない。今回は『オペラ座の怪人』のマーケティングのコンセプトを考えることをテーマに鑑賞しました。事前に8時間かけて作品の予習、鑑賞後も大学に戻り、作品のコンセプトについて皆で議論しました。

ミュージカルを分析しながら鑑賞しても面白くありません。この作品を観て何を思ったのか、自分自身の気持ちを逃げずに考え抜く。これがコンセプトを考えるということなんです。

4月から太田が担当する入門ゼミでもミュージカルを鑑賞し、その作品のマーケティング・コンセプトを考えます。22年度は名古屋四季劇場で『ライオンキング』と『キャッツ』の2本を鑑賞予定。お金と時間はかかりますが、大人の趣味のミュージカルをマーケティング的に考えるという、楽しい時間を一緒に過ごしませんか?