オースティンの住宅事情

岩田です.

2回は大学と研究室について書きましたので,今度はアメリカでの生活について書こうと思います.
まずは住むところについてですが,地域差はありますがアメリカでは基本的に生活レベルに応じた住み分けがはっきりとしています.
こう言っては何ですが日々の生活にも困っている人々が住んでいる地域と,お金持ちの人が住んでいる地域が分かれています.
これらに加えてオースティンは大学の町でもあるので,大学周辺では学生の為のアパートが多数ある地域があります.
また,サンフランシスコやニューヨークなどの住宅や家賃が非常に高い地域から比べると,オースティンはまだ住居費が安く,町も安全なためここ数年子育てのために引っ越してきている人が多く,人口が急増しているそうです.
私は家族と一緒だったため,子供達の学校を探すこともしなければなりませんでした.
ここで学校と住み分けが大きく関わってきます.
貧しい人たちが多い地区の学校は教育をする以前の問題となってしまうため,アメリカの人たちは学校の状況を調べて住むところを決めるようです.
そのため公立の小学校でも学校毎にランキングが定められており,どの学校がどのランクかを見られるようになっています.
以下の Web page で見られるので興味のある人は見てみてください.
これらのことを考えながらアパートを探したのですが,大学まで行きやすく子供達が通うのに良い学校がある場所となるとあまり候補がありませんでした.
その理由の一つに良い学校がある地域にはアパートはあまりなくほとんどが一軒家だからです.
そして UT の会計大学院に通っている日本人の方々が書いた Austin Setup Guide にあった二つのアパートから部屋を探すことにしました.
部屋の情報(広さ・間取り)等は Web page で確認することが出来ますが,家賃やいつから入居出来るか等は電話をしなければなりませんでした.
普通に国際電話をすると通話料が高く付くため Skype クレジットを利用して話をしました.
(Skype 同士なら無料で通話出来ますが固定電話に掛ける場合は1分2.6円です)
どちらのアパートも設備等は似通っていて,洗濯機・乾燥機・食洗機・電子レンジは部屋にあらかじめついていますが,他の家具はありません.
また,駐車場には屋根があります.オースティンは非常に暑いのでこれは重要でした.
そして,2つの候補のうち最初に連絡をした方は希望の時期に部屋には入れなかったため,もう片方に入居することになりました.
ここで通常アメリカでは敷金にあたる物はほとんどないのですが(だいたい200ドルぐらい),アメリカの社会保障番号がなくクレジットカードの信用履歴も無い場合は,家賃の1ヶ月分を保証金(Deposit)としておさめる必要があります.
そのため最初に日本と同じ感じで費用がかかると思ってください.
もちろん保証金ですので退去時に返金をしてもらえます(のはずです…まだ退去していないので).
セキュリティに関しては駐車場や建物に入るのにリモコンキーがないと入れないようになっています.
また,アパートにもよりますが,プールやジムがあり居住者や友人は自由に使うことが出来ます.