「君にすべてを与えた 君のすべてになりたかった」

太田@マーケティングです。

「君にすべてを与えた 君のすべてになりたかった」

これは、学生が考えた劇団四季「オペラ座の怪人」のキャッチ・コピーです。

昨日、1月28日。「愛知大学 meets 劇団四季 オペラ座の怪人 愛大DAY!」が開催されました。

このイベントは、本学経営学部の「サービスマーケティング」の講義の一環で企画されたものです。
「サービスマーケティング」の講義では、前半の7回でサービス・マーケティングの理論を詳細に解説し、その議論を踏まえ、後半の7回では実際のサービスのマーケティング・プランを考えます。
今年は、マーケティング・プランを考えるにとどまらず、劇団四季の協力を得て、実際にマーケティングの実践まで行ないました。

「愛知大学 meets 劇団四季 オペラ座の怪人 愛大DAY!」という企画が最初からあったわけではなく、かような企画をゼロから考え、この企画のコンセプトメイキング、キャッチ・コピー作成、チラシ・ポスター作成、申込書作成、申し込み手続き方法まですべて学生が考えました。
講義には、しばしば劇団四季名古屋公演本部のプロデューサーに参加していただき、厳しいコメント、課題を学生に出してもらいました。その課題を一つ一つクリアし、また学生諸君の想像力を発揮し、マーケティング・プランは完成しました。
この過程は学生にとって非常に苦しいものだったようです。
ゼロから何か価値を作り出す、生みの苦労を味わってもらいました。

その後のマーケティング実践においても、学生自身自らの企画ということで相当熱がこもったマーケティング実践となりました。

その成果もあり、このイベントは大成功。
80名の学生がイベントに参加してくれました。

イベントを企画し、そして実行部隊として動きまくった学生らは、80名もの学友が企画に参加してくれたことに感動していました。
80名の学生は、彼らが見つけた顧客=お客様なんです。
イベントの実行部隊として、当日のイベントの受付にたった学生らは、自らの学友でありお客様に
「楽しんでいってくださいね。」
と声をかけていました。

オペラ座の怪人を初めて見たというこのイベント参加者の多くは、終演後に興奮していたようでした。また、これまた学生が企画した本企画のメインイベント、終演後に本学出身の俳優との面会でも、イベント参加者には笑顔ばかりがあふれていました。

その笑顔を見て、イベントの企画・実行部隊の学生はさらに笑顔になっていました。
このマーケティングは、サービスマーケティングの成功事例となったようです。