卒業式挙行

昨日,名古屋市鶴舞の名古屋市公会堂で,名古屋校舎,車道校舎の学生の卒業式,及び昭和47年度卒業式が挙行されました.天気さえよければ桜をバックにした写真がたくさん撮れたのでしょうが,残念ながら雨降りでした.それでもゼミやサークルの後輩たちが大勢見送りに来ていたようです.会場の周囲は大変にぎやかでした.

昭和47年度卒業式については新聞記事にもなっていましたが,この年は大学紛争の影響で卒業式が挙行できなかったこと,及び昭和47年度卒の方々の多くが今年還暦を迎えられることから,今年一緒に挙行することになりました.

式の進行は例年通り.ただ,本年は会場の2階席に昭和47年度卒業の先輩方が300名ほどお出でになっていたためか,とても引き締まった感がありました.卒業生の私語も例年よりは若干少なく感じましたが,それでももっと静かにしていてもらいたいですね.壇上には私語がよく響いてきます.

一番印象に残ったのは,卒業生代表の現中所属,佐藤一道(さとういちどう)さん.現職の僧侶で,僧侶の正装でいらっしゃいました.答辞でなぜ現中に入ろうと決意なさったのか(「ワイルドスワン」を見て,中国語を学習したくなった.中国語を学習するうち,中国を知らねば真の中国語が身に付かないと感じた)をお話になったのですが,目標をはっきり定めた学習者は,やはり着実な成果を残すものだなと改めて感じました.ついでに,佐藤さんは現中学会賞も受賞されたのですが,その登壇の際,会場から「きゃー,かっこいい」という黄色い声援が聞こえてきました.確かに堂々としていてかっこよかったですね.

次に印象深かったのは,卑近な話ですが,女学生のおしゃれ具合でした.女学生は普段からおしゃれですが,それでも昨日は気合の入り方が違ったように感じました.何時から準備をしていたのでしょうか.その気合の入れ具合を見て,改めて雨で残念だったなと思った次第です.

卒業生たちが皆,それぞれの道で力を発揮し,力を伸ばし,社会的にも家庭的にも幸せになってくれるといいなと思います.経営学部で学んだことは社会人として活躍する際の基礎ではありますが,即仕事に役立つという話ではないはずです.しかし,あと数年すると,これは大学で勉強したぞ,と感じる事柄が増えて来るはずです.そんな時,先生たちの顔を思い出し,暇を見つけて遊びに来てくれると嬉しいですね.

齋藤